第22回 音楽情報科学研究会 プログラム


◆第22回 音楽情報科学研究会
							 (発表件数:5件)
			(主査:平賀 譲、幹事:松島俊明、村尾忠廣、莱孝之)
					
日 時: 平成9年10月18日(土) 10:00--17:00
会 場: 早稲田大学 理工学部 55号館S棟2階第4会議室
          [東京都新宿区大久保3-4-1:高田馬場(JR山手線、地下鉄東西線)より徒
歩13分、
            Tel:03-3202-4141内線73-2295 ]

議題
[10:00〜11:45]
(1) 音声認識とピッチ検出を併用した歌声の自動伴奏          東 英司,橋本周司(早
大)
(2) 尺八譜の自動認識システム                              中屋真紀,松島俊明(東
邦大)
(3) Windows版尺八譜の手書き入力編集システム               臼井淑晃,松島俊明(東
邦大)

[13:00〜14:10]
(4) IJCAI'97 ワークショップ「AI と音楽における課題 -- 評価」の開催報告
                                                          平田 圭二(NTT) 
(5) 高速1ビット信号処理                                  山崎芳男(早大)

[14:30〜16:30]
(6) 施設見学 (映像情報ラボ、マルチメディアスタジオ、インターメディア作曲講座)


連絡・問い合わせ先:早稲田大学理工学部応用物理学科 橋本周司
                    TEL:03-5286-3233、FAX:03-3202-7523
                    EMAIL:shuji[at]shalab.phys.waseda.ac.jp

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概要および著者連絡先(原稿は6ページ以内)

(1)
題名:音声認識とピッチ検出を併用した歌声の自動伴奏
氏名:○東 英司、橋本周司
所属:早稲田大学理工学部応用物理学科
概要:
 歌声のピッチ抽出と主として母音認識の結果を、楽譜情報と照合して
適応的に伴奏部を演奏するシステムの研究を行なっている。このような
システムは従来は専用のDSPなどが必要であったが、汎用CPUの性
能向上によってすべてをソフトウエア化できるようになってきた。
 ここでは、開発しているシステムの現状と今後の課題について報告する。

連絡先:
〒169東京都新宿区大久保3ー4ー1
早稲田大学理工学部応用物理学科橋本研究室
東 英司
電話:03-5286-3233、FAX:03-3202-7523
email:azuma[at]shalab.phys.waseda.ac.jp

(2)
題名:尺八譜の自動認識システム
氏名:○中屋真紀,松島俊明
所属:東邦大学理学部情報科学科
概要:
イメージスキャナで読み取った尺八譜を対象に,譜字,
拍子線など尺八譜記号を自動認識する研究を行っている.
都山流については,認識対象記号の拡大と認識率の向上を
行い,新たに竹保流尺八譜を対象としたので報告する.

連絡先:〒274 船橋市三山2-2-1 
    東邦大学理学部情報科学科
    松島俊明
Tel: 0474-72-8237
FAX: 0474-74-6821
Email: matusima[at]is.sci.toho-u.ac.jp

(3)
題名:Windows版尺八譜の手書き入力編集システム
氏名:○臼井淑晃,松島俊明
所属:東邦大学理学部情報科学科
概要:
既に尺八譜の手書き入力・編集システムについて報告したが,
特殊な動作環境が必要であったために,特に海外での使用希望者への
対応ができなかった.本システムをWindows環境へ移殖すると伴に,
機能の改善を行ったので報告する.

連絡先:〒274 船橋市三山2-2-1 
    東邦大学理学部情報科学科
    松島俊明
Tel: 0474-72-8237
FAX: 0474-74-6821
Email: matusima[at]is.sci.toho-u.ac.jp

(4)
題名: IJCAI'97 ワークショップ「AI と音楽における課題 -- 評価」の開催報告
氏名:平田圭二
所属:NTT 基礎研究所 科学部
概要: 
本年8月に開催されたIJCAI'97では,AIと音楽に関するワークショップが設け
られた.トピックとして特にEvaluation and Assessmentを取り上げ,
コンピュータ音楽研究において,その研究成果をどう評価し,共通認識を醸成し,
次の研究ステージへどう反映すれば良いのかを,哲学的,方法論的,実際的な
三つの面から議論した.本発表では,このワークショップの模様を報告する.

連絡先:
	〒243-01 神奈川県厚木市森の里若宮 3-1 
		 NTT 基礎研究所 科学部		平田圭二
	    電話 0462-40-3658
	     fax 0462-40-4725
	     Email: hirata[at]nefertiti.brl.ntt.co.jp
	     URL http://www.brl.ntt.jp/people/hirata

(5)
題名:高速1ビット信号処理
氏名:山崎芳男
所属:早稲田大学 理工学総合研究センター
概要: 
 一般に標本化周波数が帯域を決め,量子化ビット数がダイナミックレンジを決定す
ると捉えられがちであり,標本化周波数と量子化ビット数は密接な関係を持っており
個々に論じられるものではない。我々は通常のマルチビット方式とは異なる高速標本
化1ビット量子化による信号処理を提案し音響計測やスタジオ録音等実用に供してい
る。この方式で符号化された1ビット信号はディジタル信号でありながら入力信号の
スペクトルがそのまま存在するので,通常のシステムで復調に必要なマルチビットの
DA変換器は不要であり,原信号の帯域の成分がそのまま復調アナログ信号となる。
本方式の原理及び特徴、各種の応用について報告する。

連絡先:
〒169東京都新宿区大久保3ー4ー1
早稲田大学理工学総合研究センター
電話:03-5286-3117
fax:03-5273-7439
email:yyoshio[at]mn.waseda.ac.jp

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E-mail: sigmus-mng [at] hamamatsu-pc.ac.jp ([at]->@)

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