2012年3月9日
情報処理学会 音楽情報科学研究会 主査 平井 重行
情報処理学会 音楽情報科学研究会 主査 平井 重行
日頃より本研究会の活動にご協力いただき,誠にありがとうございます.
情報処理学会 音楽情報科学研究会(SIGMUS)では,次世代の研究発表会のあり方を探るべく,様々な取り組みをしております.その一環として,2012年度の研究発表会より,インターネットを利用した研究発表のライブ動画中継を試行致します.
以下,研究発表のライブ動画中継に関する方針を説明します.ご不明な点がある場合には,お気軽に info [at] sigmus.jp までお問い合わせください.
研究発表のライブ動画中継の方針
- Ustreamとニコニコ生放送を利用して,本研究会の各研究発表をライブ動画中継致します.
- 中継を希望しない発表者は,申込時に「中継を希望しない」を選択することができます.
- 部分的に中継したくない場合には,「中継を希望する」を選択していただき,発表前および発表中にその旨をご指示ください.それに応じて中継の中断および再開を行います.
- 社会通念上削除すべきと判断される場合等を除き,原則として中継内容は発表会のアーカイブ映像として可能な範囲で永続的に公開し,Ustreamやニコニコ動画のサイトで閲覧できるようにします.
- 上記項目は、他学会・他研究会とで共催する場合には適用方針が多少変更される場合があります.その場合には発表募集の情報を参照して下さい.
インターネットによるライブ動画中継のメリット
発表者にとって
- 研究会会場に来場できない方に対しても,ご自身の研究成果を広くアピールできます.
- 普段研究会に参加されないような,研究者ではない方々に対しても,研究成果をアピールできます.
- アーカイブ映像として発表を残すことができるため,後から当該研究分野に参入した研究者がご自身の研究成果を知る機会を増やすことができます.
視聴者にとって
- 地理的,時間的制約などにより参加することができない研究会についても,その内容を知ることができます.
- アーカイブ映像を後から見ることができるため,当該分野に新規に参入した研究者が,過去の発表内容を容易に知ることができます.
- アーカイブ映像を後から見ることができるため,当日会場で理解できなかった事柄について自分で調べてから,改めて研究発表を見ることができます.
このように,インターネットによるライブ動画中継には発表者,視聴者双方にとってメリットがありますので,SIGMUSとしては中継を希望されることを強くおすすめします.
ご注意
- 会場外の方が閲覧する可能性がありますので,発言内容にはご配慮願います.
ライブ動画中継した場合,特許法における「新規性喪失の例外」(30条規程)の適用について注意が必要です.発表後の特許出願をお考えの場合は,特許庁の「発明の新規性喪失の例外規定の適用を受けるための手続について」をご覧になり,中継を希望するか決めて頂くようお願い致します.
→ ライブ動画中継の内容は,特許法における「新規性喪失の例外」(30条規程)が適用されます.発表後の特許出願をお考えの場合でも,中継を希望可能です.詳細は,特許庁の「発明の新規性喪失の例外規定の適用を受けるための手続について」をご覧になって下さい.- ライブ動画中継内容に関する一般的なご注意は、下記をご覧下さい.
- 中継内容について:Ustream / ニコニコ動画・生放送
- 楽曲利用について:Ustream / ニコニコ動画・生放送
ライブ動画中継試行の背景
SIGMUSでは,これからの研究会のあり方や,学術研究の成果の広める手段としてインターネットによるライブ動画中継などを活用することは非常に重要と考えています.研究テーマとして,専門家だけが理解・活用できるものは従来通りのやり方(研究報告・論文の閲覧、および会場での議論など)のままでいいとして,専門家でない人でも興味を持つものや広く知られるべき最新事情,また研究分野やコミュニティの存在自体を,このインターネット全盛の時代にどう一般に広く知ってもらえるか,という大きな課題があるとも考えています.そのための一つの施策として,Ustreamとニコニコ生放送というスタンダードな手段を用いて,研究会の活動や最新の研究内容を一般に広める方針でいます.
本研究会での過去のライブ動画中継例
参考までに,下記で過去の中継例をご覧頂けます.